耳鼻咽喉科
当院の耳鼻咽喉科は、日本耳鼻咽喉科学会が認定する耳鼻咽喉科専門医である院長が担当します。主に鼻(嗅覚)、耳(聴覚や体のバランス)、喉(発声や嚥下)といった感覚器、頭頚部の領域で起きた病気、アレルギーやめまい、いびきといった症状を専門的に診療します。その結果、入院加療や高度な医療技術、あるいは脳神経外科など他の診療科の専門医による診療が必要と医師が判断した場合は、提携先の総合病院や専門の医療機関などをご紹介します。
みみ
感覚器には、音を聞く(耳)、ものを見る(目)、臭いを嗅ぐ(鼻)といったものがありますが、音を聞く部分が耳です。ただ耳には「音を聞く」という機能だけでなく、体の「平衡感覚」を制御する半規管とも連結しているなど重要な役割がある感覚器官でもあるのです。
はな
はな(鼻)は嗅覚をつかさどる器官ですが、呼吸器官としての役割も担っており、これも嗅覚同様に重要です。くしゃみや鼻みずが出る、鼻みずが黄色い、鼻づまり、鼻がかゆいなどの症状、疾患を診療いたします。
のど
のど(喉)は、咽頭(口腔や鼻腔、食道上部など)と気管上部にある喉頭までの範囲を言います。食べ物を食道や胃に送り込むほか、呼吸器官として肺に空気を届ける役割があります。また、喉頭にある声帯を使うことで発声器としての役割も担っています。
のどが痛いなど、違和感などを診療いたします。
アレルギー科・花粉症
当院では、かゆみやかぶれ、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状は認められるもののアレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)が明らかでない場合に行うアレルギー検査、アレルギーの疾患診療を行います。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠障害のひとつで、睡眠中に何度も呼吸が止まる(10秒以上の呼吸停止が1時間当たり5回以上)、あるいは低呼吸状態になっていることを言います。このように呼吸が抑制状態になると眠りは浅くなり、熟睡感が得られなくなります。そして様々な症状が現れるようになります。
味覚障害
嗅覚(臭いを感じる器官)に何かしらの異常が生じている状態が嗅覚障害です。具体的には、鼻がつまっているわけでもないのに鼻が利かなくなるといったことです。嗅覚は、臭いの元になる嗅素が「嗅粘膜」に付着することで、嗅神経を刺激して大脳に伝わる仕組みなのですが、この経路のいずれかで障害が起きると、臭いを感じられなくなります。
内科・循環器内科
一般内科
内科では、日本内科学会認定内科医の当副院長が内科全般を幅広く診療します。主に風邪やインフルエンザといった症状のある方、急な腹痛、嘔吐や吐き気、下痢などの急性・感染性胃腸炎の疑いのある方など、急な体調不良を訴える方はもちろん、不規則かつ不摂生な生活習慣が原因で発症する生活習慣病の疑いのある方やその予備軍の方、繰り返し起きる頭痛や貧血といった慢性疾患についても診療いたします。
循環器内科
循環器内科は、日本循環器学会専門医の副院長が担当します。そもそも循環器とは、心臓から血液が送り出されて体中の組織を巡る経路のことを言います。そのため血管や心臓といった部位が主な対象となり、これらの内科的治療を主に行います。
高血圧
心臓はポンプのように伸縮することで血管に血液を送り出しているのですが、その際に生じる圧力が血圧です。この血圧の数値が慢性的に高い状態にあると高血圧と診断されます。
糖尿病
血液中には血糖(ブドウ糖)が含まれ、この濃度のことを血糖値と言います。糖尿病とは、この血糖値が正常に保てなくなっている状態を言います。
脂質異常症
血液中の脂質、いわゆる血中脂質(LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪 など)の数値(濃度)が慢性的に高い状態が脂質異常症です。以前は、高脂血症とよばれており、HDL(善玉)コレステロールが一定の基準より少ない状態も異常であるということが判明し、現在の病名となりました。
不整脈
不整脈は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患など様々な原因で発生しますが、これらの疾患の多くは心臓に起因する病気です。また甲状腺異常や肺に病気がある方も、不整脈になりやすい傾向にあるほか、心臓病などに関係がなくても、老化や体質的なもの、ストレスや睡眠不足、疲労などによっても不整脈は起こりやすくなります。
健康診断
健康診断とは、診察および各種の検査を通じて健康状態を評価することで、健康の保持や、生活習慣病をはじめとする疾病の予防・早期発見に役立てることを目的としています。
当院では、特定健康診査(特定健診)をはじめ、適宜「自費健診」も受け付けています。
予防接種
当院では、小児向けの任意接種、成人向けのインフルエンザと肺炎球菌の予防接種をそれぞれ行っています。予防接種とは、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を注射にて体内に注入することで免疫をつけるワクチン接種のことで、特定の病気に対して感染しにくい状態にするほか、万一その病気になったとしても重症化のリスクを減らすようにします。